こんな方におすすめ
- マッチングアプリの危険性について知りたい
- 出会い系は危険だがマッチングアプリは危険ではないと思っている
- マッチングアプリを使っているが、すでに騙された
出会い系は危険、マッチングアプリは安全。
これは、マッチングアプリ業界が作り出した幻想であり、実際には両方とも「出会い系サイト規制法」の規制下にあります。
今回は、ネット出会い歴15年以上の経験から、マッチングアプリが危険と言われる理由と対処法について解説していきます。
参考週刊現実の「おすすめ」「出会いやすい」等の表現の信頼性と根拠となるデータについて(PDF)
結論
まず、本記事の結論から記載します。
マッチングアプリは安全だと思われがちですが、実は法的には出会い系と同じであり、場合によっては危険を伴います。
マッチングアプリが危険だと言われる理由は、以下の5つです。
- 詐欺マッチングアプリの存在
- 業者の存在
- 副業や投資、マルチ、宗教勧誘など出会いでない目的の人の存在
- 結婚詐欺師や美人局などの犯罪者の存在
- 迷惑な一般人の存在
マッチングアプリで危険に遭わないためのポイント(対処法)は、以下の5つです。
- 危険だと言われる理由を知っておく
- サクラのいない優良アプリを知っておく
- 恋愛以外の話(お金や宗教)が出たら切る
- うまい話を聞いたら警戒する
- 合わない人間とは付き合わない
ネット出会いを15年以上続けてきた経験から、危険な目に遭いにくいマッチングアプリは、マリッシュとハッピーメールの2つです。
本記事の結論は以上となります。
マッチングアプリが危険と言われる理由と対処法についてより詳しく知りたい方は、続きもぜひお読みください。
マッチングアプリが危険だと言われる理由5つ
健全・安全・安心というイメージで宣伝しているマッチングアプリですが、危険に遭うことはあります。
マッチングアプリが危険だと言われる理由は、以下の5つです。
- 詐欺マッチングアプリの存在
- 業者の存在
- 副業や投資、マルチ、宗教勧誘など出会いでない目的の人の存在
- 結婚詐欺師や美人局などの犯罪者の存在
- 迷惑な一般人の存在
詐欺マッチングアプリの存在
当メディア「週刊現実」では何度か解説してきていますが、マッチングアプリにも詐欺アプリは多いです。
詐欺アプリとは、相手の異性がサクラ(架空の存在)であるアプリのことです。
サクラ満載の詐欺マッチングアプリを利用した場合、とんでもない勢いでお金が減っていきます。
実際、お金を持っている人が引っかかると、数千万円単位で詐欺に遭うこともあるので、大変危険です。
59歳の誕生日までに彼女が欲しい。
そんな思いで登録した出会い系サイトに約5千万円もの大金をつぎ込んだのに、相手の女性はサクラだったとして、関西地方に住む60代の男性がサイト運営会社に対し、支払った金額分の賠償などを求める訴訟を裁判所に起こした。出典:産経WEST「「サクラにだまされた」出会い系サイトに5千万円、被害の60代男性が怒りの提訴」
業者の存在
詐欺マッチングアプリではなかったとしても、まだ危険はあります。
優良マッチングアプリには「業者」と呼ばれる厄介者が入り込んでいるからです。
- 援デリ業者:売春が目的。「2回目以降はタダだけど、最初だけお金が欲しい」というのが典型的な手口
- 他サイト誘導業者:詐欺サイト等に誘導し、登録させるのが目的。「スマホが壊れた」等の嘘をついて誘導する
- 個人情報収集業者:LINE IDやメアド、電話番号の収集が目的。手口は巧妙で、普通の女性と変わらないことも多い
- その他の業者:宗教や副業、投資、マルチへの勧誘などの業者もいるが、少ない
出会い系アプリには援デリ業者が多いですが、マッチングアプリにも他サイト誘導業者や個人情報収集業者はいます。
サイトパトロールが機能していればいずれ消されていくのですが、危険性はどうしてもゼロにはなりません。
副業や投資、マルチ、宗教勧誘など出会いでない目的の人の存在
マッチングアプリにおける危険な存在は業者だけではありません。
業者と比べれば非常に珍しいのですが、副業や投資、マルチ、宗教勧誘などの「出会いでない目的の人」もいます。
言うまでもないことかもしれませんが、これらの多くは危険です。
本来、副業や投資自体は悪いことではありませんが、わざわざ出会い系で勧誘している副業や投資にまともなものはないと考えた方が良いでしょう。
マルチ商法は犯罪であり、詐欺に遭ってお金を失うことになる危険性や、周囲からの信用を失う危険性が非常に高いです。
宗教は犯罪ではないですが、やはり出会い系で勧誘を行っている宗教は普通ではありません。
結婚詐欺師や美人局などの犯罪者の存在
確率は非常に低いですが、マッチングアプリでは、本当の犯罪者と遭ってしまうこともあります。
結婚詐欺師や美人局(つつもたせ)がマッチングアプリ経由で行われる代表的な犯罪です。
とはいえ、当メディアでは何度か解説している通り、出会い系やマッチングアプリで殺人や強姦などの「凶悪犯罪」に巻き込まれる確率は非常に低いです。
これは、警察庁が発表している資料からも分かります。
警察の資料を見るに、2024年現在、凶悪犯罪に遭う確率が高いのはSNS、特にTwitter(現・X)だと思われます。
迷惑な一般人の存在
ある意味で、一番厄介なのが、迷惑な一般人です。
彼ら・彼女らはサクラでも業者でもありませんし、何かに勧誘してくるわけでもありません。
「危険」というよりは「迷惑」な存在であり、法的には犯罪に該当しないことも多いのですが、遭遇頻度が高く無視できないうえに、非常に厄介です。
- 写真詐欺(ほぼ別人の詐欺プロフ)
- ストーカー気質・メンヘラ気質
- 時間や常識をまったく守らない
- DV男(デートDVを含む)
- 純粋に性格が悪い
マッチングアプリで危険に遭わないための5つのポイント(対処法)
ここまで、マッチングアプリが危険な理由(原因)について解説してきましたが、これらは知識次第で避けることができます。
マッチングアプリで危険に遭わないためのポイント(対処法)は、以下の5つです。
- 危険だと言われる理由を知っておく
- サクラのいない優良アプリを知っておく
- 恋愛以外の話(お金や宗教)が出たら切る
- うまい話を聞いたら警戒する
- 合わない人間とは付き合わない
危険だと言われる理由を知っておく
この点は、ここまでお読みのあなたは大丈夫です。
危険を避けるために最も重要なことは、どんな危険性があるのかを知っておくことです。
繰り返しになりますが、マッチングアプリには以下のような危険が潜んでいます。
- 詐欺マッチングアプリの存在
- 業者の存在
- 副業や投資、マルチ、宗教勧誘など出会いでない目的の人の存在
- 結婚詐欺師や美人局などの犯罪者の存在
- 迷惑な一般人の存在
これらの存在や手口を知っておけば、危険な目に遭う前に「これって詐欺の手口なのでは?」「これって危険なのでは?」と気づくことができます。
サクラのいない優良アプリを知っておく
サクラアプリ(詐欺アプリ)に対する最良の備えは、サクラのいない優良アプリを知っておくことです。
サクラアプリは、山ほどあります。その一方で、優良アプリはわずかしかありません。
サクラのいない優良マッチングアプリ・出会い系アプリについては、以下の記事で解説しています。
恋愛以外の話(お金や宗教)が出たら切る
あなたがマッチングアプリでやりたいことは、異性との出会い(恋愛)のはずです。
ですので、出会い以外のことに巻き込まれないために重要なことは、恋愛・出会い以外の話が出たら切ることです。
ここで重要なことは、相手がどんなにタイプであっても切ることです。
サクラや業者は、間違いなく魅力的に見えるはずです。しかし実在しないので、意味がないのです。
うまい話を聞いたら警戒する
ネット出会いをやるのであれば、うまい話には注意する(うまい話を聞いたら警戒する)癖を付けましょう。
- お金をあげるからエッチしてほしいという美女(100%サクラ)
- セフレを欲しがっており、すぐにエッチしてくれる美女(詐欺アプリなら100%サクラ、優良アプリなら99%援デリ業者)
- すぐに連絡先交換をしてくれる美女(ほぼ他サイト誘導業者)
今の出会いの多くはネット経由なので、マッチングアプリを使えば出会えることは確かです。
しかし、現実にあり得ないほど「うまい話」は、ネット上でもあり得ないのです。
合わない人間とは付き合わない
すでに述べた通り、マッチングアプリでは「危険」まではいかずとも「迷惑」な一般人と出くわすことがあります。
迷惑な一般人からの被害を最小限にするためには、合わない人とはすぐに縁を切ることが重要です。
性格が悪い、時間を守らない、清潔感がない、体臭がある、デート代を払おうとしない、自慢ばかりである・・・
どんな理由であれ、自分が初対面で合わないと感じた相手は、付き合ってみてもやはり合わないことが多いです。
- ハッピーメール:3,500万
- PCMAX:2,000万
- ペアーズ(Pairs):2,000万
- タップル:1,700万
- イククル:1,500万
- YYC(ワイワイシー):1,500万
- ワクワクメール:1,000万
- ミントC!Jメール:800万
- ウィズ(with):700万
- ラブアン:非公開だが約180万程度
- ペイターズ:非公開だが約180万程度
- ラブサーチ(シンシアリーユアーズ):非公開だが約160万程度
- ゼクシィ縁結び:約100万
- マリッシュ(marrish):約100万
出典:累計登録数ベース。週刊現実が2024年に行った独自調査による
危険が少ないマッチングアプリ2選
ここまで解説してきた対処法により、マッチングアプリにおける危険性はかなり減ります。
さらに言えば、マッチングアプリの中にも危険性が高いものもあれば、低いものもあります。
「もともと安全性の高いマッチングアプリ」を利用することで、さらに快適に出会うことができるようになります。
最後に、間違いなく危険性が低いといえるマッチングアプリを2つ厳選してご紹介します。
マリッシュ
マリッシュは、ペアーズ(Pairs)やwith(ウィズ)、omiaiやタップルとは異なり、知名度はそう高くありません。
しかし、安全性は高く、女性料金は無料なので女性に扮した業者は見られるものの、監視体制(サイトパトロール)が強力であるため、少ないです。
コスパや出会いやすさでは大手アプリをしのぐ穴場アプリとして、マリッシュに登録する価値は非常に高いと言えます。
ハッピーメール
マリッシュは危険性が低いマッチングアプリですが、婚活向けです。
遊び目的(不倫・セフレ・ワンナイトラブなど)で安全に出会いたいのであれば、ハッピーメールの方が圧倒的におすすめです。
ハッピーメールは日本の出会い系の最大手であり、3,500万もの累計会員数を誇ります。(これはマッチングアプリ最大手のペアーズより上です)
婚活にはさすがに向いていませんが、恋活であってもハッピーメールはおすすめです。
まとめ:出会いに危険はつきもの。正しい知識が必須
身元が分かるお見合いや合コンに比べ、インターネットでの出会いに危険はつきものです。
マッチングアプリだからといって安全なわけではないため、本記事で解説してきたような知識は必須だと言えます。