▼ マッチングアプリの美人局について、15秒のショート動画でわかりやすく解説しています!
出会い系やマッチングアプリのような「ネット出会い」で、男性ユーザーにひそかに恐れられているのが美人局(つつもたせ)です。
今日は「マッチングアプリに美人局はいるのか」をお送りしたいと思います。
参考週刊現実の「おすすめ」「出会いやすい」等の表現の信頼性と根拠となるデータについて(PDF)
結論
まず、本記事の結論から記載します。
2024年現在、美人局の被害に遭うことはほぼない(激レア)です。
ただし「ゼロではない」ので、既婚者や17歳以下には手を出さず、自分に非がないようにしておきましょう。
また、18歳以上しか利用できない大手アプリを使っておくことも(17歳以下ではないと思ったと言えるので)有効です。
大手アプリは、婚活が目的なのであればマッチングアプリのペアーズなのですが、2024年現在ではマリッシュがおすすめ。
それ以外(遊びなど)が目的なのであれば出会い系アプリのハッピーメールがおすすめです。
そもそも美人局(つつもたせ)とは?
そもそも美人局というのが何か、ご存知でしょうか?
美人局は、「つつもたせ」と読みます。
これがどういう意味かは知っている人のほうが多いと思いますが、一応書いておきます。
下品な話で申し訳ありませんが、男性のモノが「つつ(筒)」のような形をしているのがつつもたせの由来と言われています。(もしくは、丁半博打から来ている説もあり)
つつ(イチモツ)を女性に持たせて言い逃れ出来ない場面で、「うちの女房(俺の彼女)に何してくれる!」とヤクザみたいなのが現れて金品を要求する手口を、美人局といいます。
「出会い」の場では(主に男性から)常に怖がられている、美人局。
今回は、15年以上にわたって出会い系・マッチングアプリで500人以上の女性に出会ってきた経験から、美人局の実態について本音で解説していきます。
出会い系でも見かけない美人局、マッチングアプリではほぼない
結論から言えば、現在、このような「美人局」という手口はあまり見かけません。
皆無とは言いませんが、出会い系サイト(出会い系アプリ)を毎週、15年以上ずっと使っている「出会い系界の住人」であっても、美人局の被害に遭ったことはゼロです。
さらに言えば、マッチングアプリでは利用規約上「既婚者」「17歳以下」は参加できないはずなので、つつもたせのリスクはさらに減ります。(後述しますが、つつもたせは既婚者であることも重要な要素なのです)
というわけで、一言で言うと「マッチングアプリで美人局に遭うのはものすごいレアケース」となります。
しかしながら、出会いの場である以上、絶対にありえないことだとは言い切れません。実際、近年でいえば2023年にも美人局の事件がありました。
私のように出会い系を並行して使っていることにより、出会う人数が多く、どうしても心配だという方もいるでしょう。
ですので、次項では美人局で厄介なパターンを少しだけ解説し、対策を述べたいと思います。
美人局で厄介な2つのパターン
まず、このあと説明する「2つのパターン」以外は、あなたと相手は自由恋愛なので、ヤクザに言いがかりをつけられようがお金を払ってはいけません。
仮に暴力が振るわれそうであれば、払ってしまってもいいので、すぐに警察に駆け込みましょう。
厄介なのは、これから説明する「2つのパターン」のみです。
相手が既婚女性である場合
厄介なパターンの一つ目は、相手が既婚女性だった場合です。
これを知っていて不貞行為(=要はエッチ)に及び、「旦那のヤクザ・半グレ」が来た場合には、慰謝料請求などが本当にありうることになります。
既婚者だと知らなかった場合には、実際に既婚者でも大丈夫なので安心しましょう。払う必要はありません。
また、そもそも「旦那や彼氏がラブホ等に踏み込んでくる」ということ自体がかなり作為的なものなので、いずれにせよ警察への相談は必須です。
相手が17歳以下だった場合
もう一つの厄介なパターンは、相手が17歳以下だった場合です。
はっきり言って、これが一番めんどくさいパターンだと言えます。このパターンでは、たとえあなたが「相手は17歳以下」と知らなくても犯罪になることがあるからです。
このパターンでは、警察もあなたに対して相当厳しいため、注意が必要です。
いわゆる「オヤジ狩り」で、金品を要求されることもあります。
参考児童買春の成立要件とは? 逮捕されるケースと容疑者がすべき対策
美人局の対策は?
ここまで読んでいただければわかると思うのですが、究極的な美人局の対策は、既婚者と17歳以下に手を出さないことです。
むしろ、これに尽きるといってもいいでしょう。
既婚者でなければ、法的な慰謝料請求は生じることがありませんので、相手の金品要求はただの脅迫となります。
無理やり金をとれば強盗です。立派な「重大犯罪」にあたるので、警察も「騙されちゃいましたね」で済ますことはありません。
相手の女性が17歳以下であっても、それを知らなかったのであれば本来、犯罪になりません。ラインやメールで、文字に残す形で年齢確認しておくことが何よりも重要です。
もちろん文字を残せなかったとしても、年齢確認しておく意味はあります。また、タバコを吸っていたり、お酒を飲んでいる事実を残すことも有効です。
ただし、相手がヤクザ・半グレ・常習犯などの場合、上記の2パターン以外でも「脅し」によってお金をとろうとすることがあるかもしれません。
あなた自身にも、ぶっちゃけ何らかの形で非があるパターンもあるでしょう。
そういう時のために、あなたのプライベートを明かさないようにしておくことが非常に重要です。
これさえしておけば、最悪、当日を乗り切れば(逃げ切れば)なんとかなるからです。
ヤクザというのは(多くの場合)ビジネスマンなので、本当に暴力をふるったりはしません。
もちろん、暴力を振るわれたら怪我をしたり死ぬよりはましなのでお金を払うべきですが、その場合は普通に「強盗」なのですぐに警察に駆け込みましょう。
実はマッチングアプリの規約自体が安全性に配慮している
ここまでいろいろ危険性を述べてきましたが、実際にはそこまで危険はありません。
なぜなら、マッチングアプリを利用しているのであれば、「既婚者は登録できず、17歳以下は登録できないので【18歳以上の独身】だと思っていた」が通用するからです。
むしろこれが通用しなかったら、マリッシュのようなマッチングアプリの運営企業を訴えることさえ可能ですので、法的には100%あなたが有利です。
マッチングアプリを利用しておけば美人局で大きな被害を受けることは基本的にないといってもいいでしょう。
ハッピーメールのような出会い系には、マッチングアプリとは違って「既婚者は登録できない」というルールはありません。
しかし、出会い系でも18歳未満は登録不可なので、(より危険な)17歳以下であることは知らなかった、と言うことが出来るでしょう。
繰り返しになりますが、出会い系やマッチングアプリにおいて、美人局を心配する必要はほぼないということです。